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London2012 Day1 ~日本対カナダ戦レビュー~

おはようございます.ばなです.
ついにパラリンピックが始まりましたね.
男子日本代表,通称“ハヤテジャパン”の初戦の相手は強豪カナダでした.
自分たちの今の立ち位置を確認し,また,やってきたことが実践でどの程度の精度を持ってプレーできるかを確かめる絶好の相手です.

日本のスタートは藤井・東海林・白丸・香西・藤本.
第1Qの立ち上がり,日本はチームディフェンスの意図がとても明確で,
世界のスーパースターと言っても過言ではないカナダの12番パトリック・アンダーソン(以下,パット)と
これまた強さとうまさを併せ持つジョーイ・ジョンソン(以下,ジョーイ)の2枚看板を徹底マーク.
これが功を奏し,互いに主導権の探り合いとなった序盤戦でした.

しかし残り6分,パットのシュートが決まって,カナダはオールコートプレスをしかけてきました.
ものすごく強力なディナイディフェンス,というわけではないのですが,5人のラインがしっかりと意識されて,日本にやりたいオフェンスにスムーズに入っていかせないように意図したものでした.

それでも日本はブレークから藤本のアーリー気味の3ポイントシュートなどで食らいついていき,
ディフェンスもパットへのプレッシャーを強めます.
二人がかりでパットにプレッシャーをかけ,ローポインターにボールを打たせるという作戦は効果的で,
パットの少しイラっとした横顔が何度も映りました.
ただ,カナダがノンカウントでもディレイ気味にプレスをかけにくることで,
日本はトランジションをしかけられずブレークから入っていくパタンになり,
得点がやや伸びず,第1Qは11-16で終えました.

クォーター間に映った日本男児のダンスがチャーミングでしたね(ある選手のご家族です).

第2Qに入り,カナダは7番のリチャード・ピーターを下げ,シューターの6番ボー・ヘッジスを投入.
また,ジョーイもベンチに下がり,アダム・ランシアがコートに入ります.
日本も藤井・佐藤・鈴木・藤本・香西と選手交代をしてきました.

パットは徐々に日本のディフェンスにアジャストし,パスを切った後の鋭いカットインで日本のディフェンスを文字通り切り裂いていきます.
パットは十分に自分にディフェンスを引き付けておいてから,ラストパスを他のシューターに振り分け,
自分からプレーの流れを創り出していくことができる選手でした.

残り8分で香西が早くも3つ目のファール.
パットのカットインを止めに行こうとして引っかかってしまったやや不運なファールでした.
日本は鈴木・香西をベンチに下げ,宮島・増渕を投入.

残り6分でカナダは13-23とリードを10点に広げますが,
なんとこの23得点はすべてパットが挙げたもの.
日本はパットへのプレッシャーを強めているのですが,それを逆に利用して
ローポインターが確実にピックやシールを仕掛け,
結果的にパットにフィニッシュされてしまう,という場面が続きました.

それでも日本も食らいついていきます.
トランジションで増渕からのパスを受けた佐藤聡がバスケットカウントのレイアップを沈め,15-23!
残り5分を切って,今度は藤本・藤井を下げ中澤・豊島を投入.
豊島のスピードで局面の打開を図ります.

しかし,カナダのプレスも勢いを増し,
8秒オーバータイムスを取られるなど苦しい展開.
残り2分で17-31と点差が開きました.

日本はパスでのブレークを基本にしていましたが,
第2Qの残り1分,豊島選手がハーフラインを越えたあたりでレイトクロスに行って,
そこからディフェンスのトラブルが起き,レイアップに行けた場面がありました.
これは今後の一つのヒントになりそうな,良いシーンでしたね.
カナダはフロントラインがしっかりしているので,
日本が前線にボールを送った後に,バックコートに残った3人がなかなかフロントに入っていけない,という場面が多かったのですが,
4人目の選手がクロスに戻ると,そこからアウトナンバーができるチャンスが生まれるかもしれません.

前半は21-35とカナダの14点リードで終了.

後半の立ち上がり,日本は得意のパッシングでのブレークから増渕のレイアップで先手を取ります.
しかし,パットのカットインをなかなか止められません.
パットを見過ぎてしまうがために,ディフェンスのターンがフロントターンになってしまって,結果スピードで抜き去られてしまうのです.
けして日本が遅いわけではないのですが,
これが世界のスピードなんだな,と実感させられるシーンが何度もありました.

残り8分,車椅子が引っかかってペイントエリア内で動けなくなった増渕選手が3秒オーバータイムスを取られてしまうという珍しい場面がありました.
日本なら審判が察知してレフリータイムを取ってくれそうな場面ですが,
選手からのアピールが無いということで,審判はそのまま時計を流し,3秒のバイオレーションが吹かれてしまいました.
こういう場面でのレフリーとのコミュニケーションも,きっと今後の試合の中では重要になってくるでしょう.

余談になりますが,今,日本で開催されているU-20の女子サッカーワールドカップに出ているヤングなでしこは
試合中も審判と会話をしている場面がちょくちょく出てきます.
今朝のテレビでやっていたのですが,コミュニケーションスキルのトレーニングなども彼女たちは受けているようで,こうした積み重ねが,あの堂々とした試合展開を生んでいるのかな,と思いました.

さて,話を戻しまして.
パットへのダブルジャンプにアジャストしてきたカナダは,
ローポインターが確実にシュートを決めだし,じりじりと点差を離していきます.
6番のシューター・ボーも確率良くミドルシュートを決めていき,残り5分で27-44.
残り4分でタイムアウトを取った日本は,ここで香西選手・豊島選手をコートに戻します.
カナダはパットを下げ,ジョーイと,今年44歳になるデイブ・デュレポーがコートへ.
リチャード・ピーターと合わせて,もう何回パラリンピックに出てるんだろう?と思わせるラインナップでした.

試合はこのままカナダのリードで進み,
最終スコアは68-53でカナダの勝利となりました.
この試合,パットはなんと32得点!
大会公式ページによると,パットは一度2008年の北京パラリンピックの後に引退を宣言したものの,
2011年に代表に復帰.
それでもこのパラリンピックという舞台でこれだけの結果を出してしまうのですから,
やっぱりスーパースターなのでしょうね.

今日はポーランドとの対戦が18時45分からあります.
Better than the Bestで頑張れニッポン!


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